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現在、世界中で最も注目を集めている国はおそらくエジプトでしょう。
国民が独裁政権を打倒するという、数年先には歴史の教科書に載っているであろう事件が、今まさに起こっているわけですから。
現在の状況を遡っていけば、そのきっかけとなった出来事が世界史の中にあるわけです。今回、エジプト文明について書くわけですが、今のエジプトの状況にも何らかの影響を与えていることでしょう。いずれは、現状のエジプトの状況に至る歴史も勉強してみたいです。
ともあれ、今回はエジプト文明の話です。
四大文明と称される文明は大河の流域で起こります。エジプトの場合、ナイル川です。後世、ギリシアのヘロドトスも「エジプトはナイルのたまもの」と言ってます。
で、エジプトと言えば、やっぱりファラオです。
ファラオというのは、エジプトの王のことなんですが、生ける神として神権政治を行った専制君主ですね。クフ王やメンカウラー王のピラミッドなんかに象徴されるように、絶対的な権力者だったわけです。
■ファラオと言えば……王家の谷の守護者達
で、毎度のように今回も「エジプト文明」を題材にした作品を紹介しようと思ったのですが、いろいろと考えてはみたんですが、『魁!男塾』に登場した「
「王家の谷の守護者達(ファラオ・スフィンクス) 」に行き着いてしまいました。
「王家の谷の守護者達(ファラオ・スフィンクス) 」は、『魁!男塾』最大のイベントとなった天挑五輪大武會の決勝トーナメント二回戦で男塾チームと対戦したチームです。
どんなチームかと言うと、ちょっとウィキペディから引用すると、
紀元前三千年、世界最古の文明を誇る古代エジプト王朝では、歴代の王はその富と権力の証として巨大なピラミッドを構築し、莫大な財宝と共に死の眠りについた。この王家の谷と呼ばれる一群のピラミッド地帯を守るため選りすぐられた最強精鋭の闘士が「王家の谷の守護者達」である。
彼等は中国拳法とは異質の特殊な格闘術を発達させた。不老不死の肉体を持ち、五千年を経た現在でも砂漠の一隅に潜み、その技を伝えているという。
ここに書いてることそのものは、一応、前述したエジプト文明の歴史も踏まえてますね。
何せ『男塾』ですから、真面目に歴史と照らして検証する意味もないんですが、「ファラオ・スフィンクス」の面々は、エジプトっぽい名前と、エジプトっぽい風貌のデザインで、小学生だった僕は、ちょっと信憑性を感じてました。ちょっとだけですけどね。
そんな「ファラオ・スフィンクス」のリーダーがその名もファラオなんですが、これが『男塾』のキャラでも屈指の奇抜な攻撃方法を使います。なんと耳たぶ攻撃です。修行によって耳たぶを手足並に動かせるようにして、そこからロープの先に刃物が付いた耳輪を付けて攻撃するという荒業です。
わざわざ耳たぶを使うメリットがイマイチ不明ですが、もし、実際にそういう攻撃を仕掛けてくる奴がいたら、そりゃあ、ビックリするでしょうね。ちなみにこの技の名前を「イシュタールの暁星」と言います。「イシュタルってエジプトじゃなくてメソポタミアじゃね?」って突っ込みは禁止です。
このファラオは、作者も気に入ったのか、天挑五輪大武會終了後、男塾に入塾し仲間になるのですが、仲間になった途端、それまでシリアスなキャラだったのに、脈絡もなくお笑い担当の馬鹿キャラになってしまいます。チーム内でのキャラのバランスを取るための措置だとは思うんですけど、この扱いのあまりの変わり様に、連載当時、僕を含め、驚いた人も多かったんじゃないでしょうか?
というわけど、今まさに進行中のエジプト革命の話から始まったエジプト文明の話が、結局、『魁!男塾』の話に落ち着きました。僕のお里が知れますね。。。
ツタンカーメン展に備えて予習しておこうとしたら
こちらに辿りつきました。
うちの息子たちが大ファンでしたから私も読んで、
オバサンだけど男熟は詳しいです(笑)
なのでエジプト→男塾ファラオを連想するのが私
だけではない、と嬉しくなりました。
興味を持つきっかけはなんでもいいのではないでしょうか。
今、「天は赤い河のほとり」でヒッタイト帝国に、その前
は、「チェーザレ」にはまって塩野七生さんを読破、とか
漫画がきっかけでピンポイント学習です。
このトシになったら、「賢くなる」よりも「人生を楽しんで
ストレスを減らす」に重点を置く様になりました。